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2015年08月06日 物流現場の設備コスト削減と生産性向上を目的とした ピッキングシステムの特許を取得
株式会社シーネット(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長:小野崎伸彦)は、物流現場の設備コスト削減と生産性向上を目的とした「物品のピッキングシステム」の特許を取得しました。このシステムは、デジタルピッキング装置と音声認識システムを利用し、双方の利点を活かして出荷量に合わせた最適なロケーション管理と作業方法で作業をすることにより、全体として低コストで効率のよいピッキングシステムを提供します。
技術背景
物流現場では、デジタルピッキング装置が導入されているケースが多く見受けられます。しかし、デジタルピッキング装置は設備コストが多額であるため、全ての棚に装置を導入しても、出荷量の少ない品の棚では費用対効果が現れにくい場合があります。
そこで、出荷量の多いA品にのみデジタルピッキング装置を利用し、出荷量が少ないBC品は一般棚に保管し音声認識システムを利用して作業を行う仕組みを構築しました。
デジタルピッキング装置は、デジタル表示によりヒットした商品が一目でわかる半面、動線が長い場合には表示を探す無駄があり、一方、音声認識システムは、音声の指示でダイレクトにロケーションに移動することができる半面、隣り合うロケーションがヒットした場合には指示を聞く無駄がありました。
この2つのシステムを組み合わせて連携させることで、互いの欠点を補い利点を活かしたシステムとなり、設備を有効的に利用し、かつコストを抑えて高い費用対効果が期待できるとして、この仕組みが「物品のピッキングシステム」として特許に登録されました。
特許の内容
特許第5719137号 「倉庫に保管した物品のピッキングシステム」 平成27年3月27日取得
デジタルピッキング用棚と一般棚を設置し、出荷量の違いにより保管する棚を分けます。
出荷量の多いA品はデジタルピッキング用棚に保管し、デジタルピッキング制御装置を利用して作業を行います。出荷量が少ないBC品は一般棚に保管し、音声認識ピッキング制御装置を利用して作業を行います。
ABC品の分析は、一定期間におけるピッキング数量をシステムで自動的に比較し、A品よりもピッキング数量が多いBC品があればロケーションの更新指示を出力し、ロケーションの入れ替えを行います。
こうして、常に出荷量の多い品はデジタルピッキング制御装置での作業対象となり、出荷量の少ない品は一般棚にて音声認識ピッキング制御装置での作業対象となります。
「物品のピッキングシステム」の特長、効果、導入イメージは下記URLにてご覧いただけます。
⇒ https://www.cross-docking.com/service/voidigi/
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